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語る



Cレヴォ体験記


5月14日に開催されたCOMIC REVOLUTION の感想です。





1、参加への決意


4月23日のこみパでは、ヲタクたちの圧倒的な肉厚に耐えきれず一冊も買わずに逃

げ出すという結果に終わったが、このまま引き下がってはヲタク道を語る事など到底できぬ

と思い再びあの戦場に行くことを決意。「まだ終わらぬよ…」と言う悲壮な決意のもと、カタロ

グを買い、心の準備をする。今度こそ『がんばるの』

それにしても、何でわざわざヲタクの海に飛び込もうとするんだろう。前回で十分凹んだはず

なのに。しかし!ヲタクの海で泳げるなんてそういつでも体験できる事ではない!(体験す

る必要などどこにもないのだが)。そう!貴重な体験なのだ。せっかくの機会だ。思う

存分ヲタク肉厚を堪能しようではないか!(自棄



2、前日


即売会の基本は体力と忍耐力と気力なので、早めに寝る。気力と忍耐力はともかく体

力くらいはつけておかねばやってられない。体力だけあってもしょうがないと言えばしょうがな

いのだが…。この時、先行している同士はすでに会場近くのカラオケ屋で宿をとっている。何

でも始発で並ぶとか。聞くところによると始発は基本らしい。どんな基本だ!




3、ヲタクの海は俺の海〜♪



10:30開始なのでとりあえず、10時くらいに着けばいいやとまるで余裕の表情。本来なら始発

で行くか、それとも思いっきり遅くに行くかどちらかなのだが、即売会の恐さをまだよくわかっ

ていないために最も人がいるであろう開始直前に到着する。そしてサンシャインを見て愕然

とする。広場一体がヲタクで敷き詰めた絨毯! 

どこからこんなにたくさんのヲタクをかき集めて来たのかと思うほどの大勢のヲタク達。しか

し、ここでひるんでは何しに来たのか分からないので、ヲタクの海は俺の海〜♪ とばかりに

突入を試みるがやはり抵抗があるので、その辺をうろうろして現状をつぶさに観察すること

にする。今回も目に付くのがバンダナを巻いた隊長機。バンダナなんか巻かなくても

十分ヲタクオーラを出しているのにそれでも他を圧倒させるためにバンダナを巻いて己の力

を誇示。バンダナを巻いてこそ上級者なのだろう。そして、同じくらい目に付くのが長髪。長

髪と言ってもピースクラフトのお兄さんみたいにカッコいい訳ではなくむしろその逆で、思いっ

きりウザイ。それでなくても鬱陶しいのにあの長い髪がさらに拍車をかける。何で髪切らな

いんだ!何かポリシーでもあるのか。たんに面倒くさいだけなのか。それとも金ないのか!

同人誌買う金はあっても髪切る金はない。そうだ!その根性なくしてどうしてヲタク

を語れよう。そしてキャラTシャツ。なぜだ!なぜヲタクである事を誇示する! そ

んなもの着なくてもあなたは十分ヲタクだ。もう十分だ。そうだろう? そしてこれら全てを兼

ね備えたコンプリートファイターも参加していたりしてかなり凄い事になってた。バンダナ+長

髪+キャラTシャツの3コンボなんて普通の人がみたらどう思うのだろうか。いや、それよりも

キャラTシャツ一枚で池袋来るなよ。上に何か着ろよ(涙) それで電車

乗ってきたのか!ここはサンシャイン。普通の人も訪れる場所なのである。子供連れの家族

だっているはずなのだ。どう見てもこの光景は子供の教育に良くないだろう!

でも、キャラTシャツは数えるほどしかいなかったので良しとする(いいのか)。えらい肥えたヲ

トコがなゆなゆのTシャツ一枚で楽しそうに談笑していたのにはちょっと引いたが、キャラTシ

ャツが目立つうちはまだ問題ない。問題なのは、キャラTシャツが多すぎて普通の服のほう

が目立つときだ。




4、会場入り



絨毯のようにびっしりとヲタクが敷き詰められていてどこが列の最後尾かわからなかったの

で、入口の看板を見ると、 男性向け同人誌や同人ソフトの「メロンの間」が

「メロンの間>満員電車」と表記されていた。凄そうだな、ヲタクしか乗っていな

い満員電車。進む事も引く事も許されない肉の壁。一度これを味わってしまったらそんじょそ

こらの満員電車じゃ満足できなくなりそうだ。しかし、今回俺が挑戦するのは、アニメの部屋

である「レモンの間」。何でアニメなのかと言うと、「ギャルゲーよりは薄いかかも」とか「もし

かしたら女の子もいるかもしれない」という理由から。というのは建前で、本当は

「ルリルリの同人誌を買うから」だったりする。記念すべき初めての同人誌

を、すごいDeepなエロ同人誌でかざったりしたら道を誤りそうだ。すでに間違った道を進んで

いると言う話もあるが(笑)  そして、なんとかレモンの間の最後尾を探し出すとなぜか建物

のすぐ近くだった。他の列は広場から(社会からも)はみ出しそうな勢いなのにアニメの部屋

であるレモンだけはなぜか入り口ちかくで列が切れており今にも入れそうなのだ。

入場時間を少し回った時に列が動き出し、そのままレモンの間にすんなり入場。30分頃並ん

だにもかかわらず45分にはすでに会場に入れてしまった。しかも、会場の中はすごい空いて

いる。どれくらい空いているかというと、「うわぁぁん」と泣きながら両手を振りまわして走ること

ができるくらい、「次はどこを見ようか」と部屋の中でカタログを開けるくらい空いていた。本

当にこれが泣く子も黙ると言われるレヴォなのだろうか。もしかして全然違うイベントに来てし

まったのではないのだろうか。ちなみに、同時刻、ギャルゲーの部屋では壮絶な肉弾戦がく

りひろげられていたそうだ。ヲタクがあんなに肥えているのも当たり負けしない為にああいう

形態になったのであって、別に、自己管理が出来てないとか、運動してないとか、そう言う理

由ではないのだ。そして、我らがアニメの部屋は拍子抜けするほど空いていたので余裕を持

ってふらふらと手前から見て周り、当初の予定通りルリルリ本をゲットする。任務完了。


ちなみに、アニメの間は予想通り女性が結構いたのだが、実際に同人を漁る段になるとそ

んなことはどうでも良くなり、集中力はすべて机の上に注がれることとなる。売り子の女性に

は全く意識が向かなくても机の上のジェリドには足を止めるのである。人として何か間違って

いる気がするが気にしない。しかし、何だってこうも男性向けの本が多いかね。もっとこう、

清らかで心が洗われるようなものを捜し求めていたんだが…。美しい表紙の女神さま本でも

手にとって見ると男性向けだったりしかも、売り子が女性だったり(笑) 作った人と売っている

人が違うのであろうか。それとも…。いや、恐らくそうなんだろう。



5,撤退


12時を過ぎると、ギャルゲーの部屋からヲタクが大量に輸入されてきていきなり混み始める。

普通は昼過ぎにゆっくり来るとめぼしい本は無くなっていても空いているはずなのに。ここ、

アニメの部屋では逆に午前中のほうが空いている。ここから得られる教訓としては、

「アニメを見て回るなら午前中にする」。午後に来ると余計に混んでいる。そして、ギャルゲー

の部屋は午後になると空いている。もう買うものも買ったので先行している同士と合流して秋

葉に戻ることにする。秋葉に対して「戻る」という表現をするのもあれだが…(苦笑)



6、戦いすんで


帰る前にやる事が1つ残っていた。そう、満員電車メロンの間だ。男性向同人誌の部屋にし

て、レヴォ最大の激戦区。1つ戦場跡でも見ていこうと思ったら

まだ建物の外に並んでた。

12時半を過ぎてもまだ入れないとは! 一体あの中に何があるのか非常に興味があるが入

れないのなら仕方がない。涙を飲んで撤退する。秋葉に着くと、同じ考えを持ったヲタク達が

結構いるらしくゲーセンの前で座りこんで戦利品を広げていたり、レヴォで売っていたキャラ

の名札を帽子につけながら踊っている人もいたりで、秋葉の空気が通常の3倍の濃さになっ

ていた。やはり「イベント>秋葉」は基本なのだろう。ビックサイトにしても秋葉近いし。秋葉と

いう街の独特の空気が闘い終わった男たちの心を癒すのだろう。道端で同人誌広げても怪

しまれない街、秋葉原。良い所だな…。イベントからそのまま家に帰るといきなり現実に連れ

戻されてしまうので、一度秋葉でワンクッション置いてそれから家路につけば上手くサルベー

ジする事が出来る。いわばヲタクの知恵なのだ。(嫌な知恵だ…)



さくらの袋


何か、CCさくらの紙袋を意気揚揚と持って歩いているヲタクが結構いて「うゎ、ヲタクだ…!」

とか思っていたんですけど、気がついたら、俺も買ってました。

だって、さくらなんだもん。仕方がなかったんだ! 



さくらの便箋


あまりに可愛かったためさくらの便箋買ってしまいました。でも、よく考えると使うこと出来な

いんですよね。 もしも、俺がこれで手紙出したら。相手絶対引くし。しかも使っちゃうと

減るわけですからね。もったいない。そうか、自分に手紙出せば良いのか! 

そうすれば手紙を出す感動も受け取る感動も味わえそのうえ、便箋は減らない。そうだ、そ

れがいい。それが一番だ。



イグナ


どのくらいの人が知っているかわかりませんが「イグナクロス零号駅」の同人誌作っているサ

ークルを発見してちょっと感動でした。あれをみて一瞬でミランダさんだ!と思う人ってどれく

らいいるんでしょうか。でも、レヴォだし、マニア多そうだもんな。しかも、イグナゼロの同人作

っているだけあって売り子の方がすごいキャラクターの濃い方で、

「いらっしゃいまほ、いらっしゃいまほ」と一度聞いたら忘れないような声で客寄せ

していました。でも、ミランダ駅長…(萌) 恐らく一部ではかなり有名なはず。



感想


自分の好きなアニメの同人誌が並んでいて、それを同じ趣味を持った大勢の人が買う。自

分の居場所を見つけてしまうのもよくわかります。僕はここにいたい。僕はここにい

てもいいんだ! 同人誌を見て回るのも面白いし終わった後秋葉で戦利品を広げて3次

元チャットをするのも楽しいし、イベントって良いですよね。2次元でも3次元でも充実した

時間を過ごせました。




次回


次回はサンクリですね。またもやサンシャイン。東京だとたくさんイベントあって嬉しいです。

同士が増えればもっと面白いんでしょうが。




☆嫌な会話


わからない人はわからないままで



〜飲み屋にて〜

田中:大学生がいっぱいいるな…

鈴木:シンカンでしょ

田中:え、どこの? なんでこんな所で売ってるの?



〜限定〜


鈴木:明日2限だよ…。

田中:2限? 人気あるんだ。どこ? 大手?